Pythonのループ処理は同じ処理を何度も繰り返し行うのに便利です。しかし、繰り返しの中で、ある条件の時だけ実行し、それ以外の時はスキップしたい時があります。そんな時には、continue
文を使うと便利です。
continue
文とは?
continue
文は、for
文やwhile
文などの繰り返しを行う処理の中で使われます。continue
文を使うと、それ以降の処理が実行されずにスキップされ、次のループに進みます。
for i in range(10):
if i % 2 == 0: # iが偶数の場合
continue # 以降の処理をスキップ
print(i) # 奇数のみが出力される
この例では、i
が偶数の場合、continue
文が実行され、print(i)
がスキップされます。その結果、奇数のみが出力されます。
continue
文の活用例
continue
文は、特定の条件を満たす要素を除外したいときなどに便利です。以下に、リストから特定の要素を除外して処理する例を示します。
numbers = [1, 2, 3, 4, 5, 6]
for num in numbers:
if num % 2 == 0: # numが偶数の場合
continue # 以降の処理をスキップ
print(num) # 奇数のみが出力される
この例では、リストnumbers
の各要素に対してループを行い、要素が偶数の場合はcontinue
文によりprint(num)
がスキップされます。その結果、奇数のみが出力されます。
以上、Pythonのcontinue
文の基本的な使い方と活用例について説明しました。continue
文を理解し、適切に活用することで、より効率的なコードを書くことができます。.