Pythonのchr関数について

Pythonのchr関数は、Unicodeコードポイントを対応する文字に変換する組み込み関数です。この関数は整数を引数として受け取り、その整数のUnicode表現を文字列として返します。

chr関数の基本的な使い方

chr関数は、次のように使用します。

chr(<整数>)

ここで、<整数>はUnicodeコードポイントを表す整数です。

例えば、次のコードは数値0x0041をchr関数に渡すことで、文字Aを取得します。

ch = chr(0x0041)
print(ch)  # A

Unicodeでは、顔文字（Emoticons）はU+1F600からU+1F64Fまでにマップされています。次のコードは、顔文字のコード範囲をU+1F600からU+1F64Fまで順番に出力します。

code = 0x1F600
while code <= 0x1F64F:
    ch = chr(code)
    print(ch, end='')
    code += 1
    if code % 0x10 == 0:
        print()

以上がPythonのchr関数の基本的な使い方と実例です。この関数を使うことで、Unicodeコードポイントと文字の間で簡単に変換を行うことができます。.