Pythonのリスト操作には、要素を追加するためのメソッドがいくつかあります。その中でもよく使われるのがappend
メソッドです。この記事では、append
メソッドの基本的な使い方と、extend
やinsert
との違いについて説明します。
Pythonのappendとは?
append
は、その名前の通りリストに要素を追加するためのメソッドです。新しい要素は返されませんが、リストの末尾に追加することで、元のリストを変更します。
list_a = [1, 2, 3, 4]
list_a.append(5)
print(list_a) # Output: [1, 2, 3, 4, 5]
上記の例では、list_a
というリストがあり、list_a.append(5)
を用いてlist_a
のリストの末尾に5
を追加しています。
extendとinsertとの違いとは?
extend
とinsert
もappend
と同様、リストに要素を追加するメソッドです。しかし、これら3つのメソッドには明確な違いがあります。
append
は、既存のリストに単一の要素を追加します。extend
は、リストの末尾に別のリストやタプルを結合させます。insert
は、リストの指定した位置に要素を追加します。
以下にそれぞれの使用例を示します。
# append
list_a = [1, 2, 3]
list_a.append(4)
print(list_a) # Output: [1, 2, 3, 4]
# extend
list_a = [1, 2, 3]
list_b = [4, 5]
list_a.extend(list_b)
print(list_a) # Output: [1, 2, 3, 4, 5]
# insert
list_a = [1, 2, 4]
list_a.insert(2, 3) # insert 3 at index 2
print(list_a) # Output: [1, 2, 3, 4]
以上、Pythonのappend
メソッドの基本的な使い方と、extend
やinsert
との違いについて説明しました。これらのメソッドを理解し、適切に使い分けることで、Pythonでのリスト操作がよりスムーズになります。