Pythonのリスト操作には、要素を追加するためのappend
とextend
という二つのメソッドがあります。これらのメソッドは似ていますが、使用方法とパフォーマンスには違いがあります。
appendとextendの違い
append
メソッドはリストの末尾に一つの要素を追加します。一方、extend
メソッドは別のリストの全ての要素を個々に追加します。
# appendの使用例
list1 = [1, 2, 3]
list1.append(4)
print(list1) # [1, 2, 3, 4]
# extendの使用例
list2 = [1, 2, 3]
list2.extend([4, 5, 6])
print(list2) # [1, 2, 3, 4, 5, 6]
パフォーマンス比較
append
とextend
のパフォーマンスを比較すると、一般的にappend
がextend
よりも効率的です。これは、append
が一つの要素を追加するシンプルな操作であるのに対し、extend
はイテラブルオブジェクトを展開する必要があるためです。
しかし、大量のデータを扱う際には、extend
がappend
を繰り返し使うよりも高速にリストを拡張することができます。
まとめ
Pythonのリスト操作におけるappend
とextend
の違いとパフォーマンスについて説明しました。どちらのメソッドを使用するかは、追加する要素の数やパフォーマンスの要件によります。適切なメソッドを選択することで、コードの効率を向上させることができます。