Pythonをビルドしてインストールする際には、make altinstall
というコマンドがよく使われます。しかし、この方法でインストールしたPythonをアンインストールする方法は一般的に知られていません。
altinstallとは
altinstall
はPythonをビルドしてインストールする際に使われるコマンドの一つで、Pythonの複数バージョンを共存させることができます。これにより、異なるバージョンのPythonを必要に応じて使い分けることが可能になります。
altinstallでインストールしたPythonのアンインストール
altinstall
でインストールしたPythonをアンインストールするには、/usr/local
内のbin/pythonX
とlib/pythonX
(おそらくlib64/pythonX
も)を削除することで可能です。ただし、altinstall
の目的はPythonの複数バージョンを共存させることなので、通常はアンインストールする必要はありません。
テストを行う際には、virtualenv
を使用して新しいクリーンな環境を作成し、使用したいPythonのバージョンを指定することが推奨されています。これにより、altinstall
でインストールした全てのPythonバージョンを保持しつつ、テスト用のクリーンな環境を提供することができます。
まとめ
Pythonのaltinstall
は、Pythonの複数バージョンを共存させるための強力なツールです。しかし、それをアンインストールする方法は一般的には知られていません。テストを行う際には、virtualenv
を使用して新しいクリーンな環境を作成し、使用したいPythonのバージョンを指定することが推奨されています。