Pythonには多くの比較演算子がありますが、その中でも「!=」は特に重要なものの一つです。この演算子は「等しくない」を意味し、二つの値が等しくない場合に真(True)を返します。
「!=」演算子の基本的な使い方
Pythonで「!=」演算子を使用する基本的な文法は以下の通りです。
左辺 != 右辺
この文法では、左辺と右辺が等しくない場合に真(True)、等しい場合に偽(False)を返します。
例えば、次のようなコードを考えてみましょう。
# 変数の設定
data = 'apple'
# '!='を利用して否定形の条件式での条件判定を行う
if data != 'banana': # Trueの場合の処理
print('判定結果はTrueです')
else: # Falseの場合の処理
print('判定結果はFalseです')
このコードでは、変数data
の値が'banana'
でない場合に'判定結果はTrueです'
を出力し、'banana'
の場合に'判定結果はFalseです'
を出力します。
注意点
「!=」演算子を使用する際には、型の違いに注意する必要があります。例えば、「”1″ != 1」は常に真(True)を返し、「”1″ == 1」は常に偽(False)を返します。これは、「”1″」が文字列型で、1
が整数型であるためです。
また、Pythonでは「<>」も「!=」と同じ「等しくない」を意味する演算子として使用できましたが、Python 3ではサポートされていません。
以上、Pythonの「!=」演算子の基本的な使い方について説明しました。この演算子は、条件分岐などで頻繁に使用されるため、しっかりと理解しておくことをおすすめします。