Pythonでは、割り算の結果はデフォルトで浮動小数点数(float型)として返されます。これはPython3からの仕様で、Python2では整数同士の割り算の結果は整数(int型)でした。
# Python2
print(type(12/5)) # <type 'int'>
print(type(12.0/5)) # <type 'float'>
# Python3
print(type(12/5)) # <class 'float'>
print(type(10/5)) # <class 'float'>
しかし、割り算の結果を整数として取得したい場合もあります。その場合は、//演算子を使用します。//演算子は、割り算の結果を小数点以下を切り捨てた整数として返します。
# Python3
print(type(12//5)) # <class 'int'>
ただし、//演算子を使用すると、浮動小数点数同士の計算でも結果は切り捨てられます。そのため、一括で置換する際は注意が必要です。
# Python3
print(type(12.0//5.0)) # <class 'float'>
以上がPythonにおける割り算と整数型の基本的な取り扱いについてです。Pythonで数値計算を行う際は、これらの特性を理解しておくと便利です。.