Pythonでは、ハイフンは主に2つの異なる文脈で使用されます。一つはアノテーションの一部として、もう一つはコマンドラインオプションとしてです。
アノテーションとしてのハイフン
Pythonでは、ハイフンと山括弧(->)を組み合わせてアノテーションを表現します。アノテーションは、関数の引数や返り値の型を明確に記述するための機能です。以下に、アノテーションを使用した関数の定義の例を示します。
def func(x, y) -> int:
return x + y
上記の例では、関数funcの返り値が整数(int)であることをアノテーションを用いて明示しています。
コマンドラインオプションとしてのハイフン
Pythonコマンドを実行する際には、ハイフンとmを組み合わせた-mオプションがよく使用されます。このオプションは、指定したモジュールをsys.pathから検索し、__main__モジュールとして実行します。以下に、-mオプションを使用したPythonコマンドの例を示します。
python -m pip install パッケージ名
上記の例では、pipモジュールをsys.pathから検索し、そのモジュールを用いて指定したパッケージをインストールしています。
以上が、Pythonにおけるハイフンの主な意味と使い方です。これらの知識を持っておくと、Pythonのコードを読み書きする際に役立つでしょう。.