Pythonでプログラムを実行する際、環境変数の設定は重要なステップです。特に、PATHとPYTHONPATHの設定は、Pythonの実行やライブラリのインポートに直接影響を与えます。
PATHの設定
Pythonで記述したプログラムを実行する際に必要となるpython.exeは、Pythonをインストールしたディレクトリに保存されています。任意のディレクトリからpython.exeを実行するには、python.exeが保存されているディレクトリへPATHを設定します。
例えば、PythonをC:\\pg\\Python311ディレクトリにインストールした場合、このディレクトリをPATHに追加します。また、Pythonで利用できるパッケージのインストールを行う際に使用するpip.exeファイルは、Pythonをインストールしたディレクトリの中のScriptsディレクトリに保存されています。pip.exeがあるディレクトリもPATHに追加しておきます。
PYTHONPATHの設定
PYTHONPATHは、Pythonコマンドが通っても、プログラムやインタプリタからモジュール等をインポートできない場合に設定します。
環境変数の確認
設定が正しく行われたかどうかは、コマンドプロンプトを起動し、次のように入力して実行します。
python -V
pip -V
Pythonとpipのバージョンが表示されれば、PATHは正常に設定されています。
以上、Pythonと環境変数の設定について解説しました。これらの設定はPythonの実行環境を整える上で重要なステップであり、適切に設定することでPythonの利用がよりスムーズになります。