Pythonのxlwingsライブラリを使用してExcelの範囲をPandasのデータフレームとして読み込む方法について説明します。
xlwingsとは
xlwingsは、PythonからExcelを操作するためのライブラリです。ExcelのデータをPythonで処理したり、PythonのデータをExcelに出力したりすることが可能です。
Excel範囲をデータフレームとして読み込む
以下に、Excelの範囲をPandasのデータフレームとして読み込む基本的なコードを示します。
import xlwings as xw
import pandas as pd
# ワークブックを開く
wb = xw.Book('your_file.xlsx')
# シートを選択
sht = wb.sheets['Sheet1']
# 範囲を指定してデータフレームとして読み込む
df = sht.range('A1:C10').options(pd.DataFrame).value
このコードでは、your_file.xlsx
のSheet1
のA1:C10
の範囲をデータフレームとして読み込んでいます。
全シートをデータフレームとして読み込む
全シートをデータフレームとして読み込む場合は、以下のようにします。
import xlwings as xw
import pandas as pd
# ワークブックを開く
wb = xw.Book('your_file.xlsx')
# シートを選択
sht = wb.sheets['Sheet1']
# used_rangeを使用して全シートをデータフレームとして読み込む
df = sht.used_range.options(pd.DataFrame).value
このコードでは、used_range
を使用して、シートの使用されている全範囲をデータフレームとして読み込んでいます。
以上が、Pythonとxlwingsを使用してExcelの範囲をデータフレームとして読み込む基本的な方法です。これにより、ExcelのデータをPythonで簡単に扱うことができます。