PythonとSQLiteを使用して、実行されたSQLクエリをログに記録する方法について説明します。
SQLiteでクエリをログに記録する
SQLiteでクエリをログに記録するための一般的な方法は、sqlite3.Connection.set_trace_callback
を使用することです。この関数は、特定のConnectionオブジェクトを通じて実行されるすべてのSQL文に対して呼び出されます。
import sqlite3
connection = sqlite3.connect(':memory:')
connection.set_trace_callback(print)
上記のコードでは、print
関数がコールバックとして設定されていますが、logging
モジュールから関数を使用することも可能です。
クエリパラメータのログ記録
クエリパラメータを含むクエリをログに記録する場合、以下のようにクエリとパラメータをログに記録することができます。
query, param = 'SELECT * FROM table WHERE id > ?', (10,)
log(query.replace('?', '%s') % param)
cursor.execute(query, param)
ただし、この方法はSQLiteに特有のものではなく、他のデータベースでも使用できます。
注意点
上記の方法を使用すると、クエリが正しくエスケープされない可能性があります。そのため、この方法を使用する際は注意が必要です。
以上がPythonとSQLiteを使用してクエリをログに記録する基本的な方法です。これらの方法を活用することで、アプリケーションのデバッグやパフォーマンスチューニングに役立てることができます。