PythonのORMライブラリであるSQLAlchemyでは、データベースからデータを取得するための様々な方法が提供されています。その中でも、query.get()
メソッドは特に便利な機能の一つです。
SQLAlchemyのquery.get()とは
query.get()
は、指定したプライマリーキーに対応するレコードをデータベースから取得するためのメソッドです。このメソッドは、セッションのアイデンティティマップに直接アクセスします。指定したプライマリーキー識別子がローカルのアイデンティティマップに存在する場合、オブジェクトはこのコレクションから直接返され、SQLは発行されません。
しかし、SQLAlchemyのバージョン1.4からは、query.get()
は非推奨となり、代わりにSession.get()
が推奨されています。
query.get()の使用例
以下に、SQLAlchemyのquery.get()
の使用例を示します。
# SQLAlchemyの書き方の例
employee = db_session.query(Employee).get(1)
このコードは、Employeeテーブルからプライマリーキー(この場合はid)が1のレコードを取得します。
まとめ
PythonとSQLAlchemyを使用してデータベースからデータを取得する方法は多数ありますが、その中でもquery.get()
は直感的で便利な方法の一つです。ただし、SQLAlchemyのバージョン1.4以降では、Session.get()
の使用が推奨されていることを覚えておきましょう。