PythonとQt Designerを使用したファイルダイアログの開き方

PythonとQt Designerを使用してファイルダイアログを開く方法について説明します。この記事では、QFileDialogクラスを使用してファイルやディレクトリを選択するダイアログを作成する方法を学びます。

まず、QFileDialogの基本的な使用方法を見てみましょう。以下のコードは、ファイルダイアログを開き、選択したファイルの名前を取得する方法を示しています。

from PyQt5.QtWidgets import QMainWindow, QApplication, QFileDialog
from PyQt5 import uic
import sys

form_class = uic.loadUiType("mainWindow.ui")[0]  # Load the UI

class MyWindowClass(QMainWindow, form_class):
    def __init__(self, parent=None):
        QMainWindow.__init__(self, parent)
        self.setupUi(self)

    def mybutton_clicked(self):
        options = QFileDialog.Options()
        fileName, _ = QFileDialog.getOpenFileName(self,"QFileDialog.getOpenFileName()", "","All Files (*)", options=options)
        if fileName:
            print(fileName)

app = QApplication(sys.argv)
myWindow = MyWindowClass(None)
myWindow.show()
app.exec_()

このコードでは、QFileDialog.getOpenFileName関数を使用してファイルダイアログを開きます。この関数は、ダイアログが閉じたときに選択されたファイルの名前を返します。

また、Qt Designerを使用してカスタムのSignal/Slotsを作成し、Pythonアプリケーションで後で使用することも可能です。具体的な手順は以下の通りです。

1. ウィジェット上で右クリックし、Change signals/slots...をクリックします。
2. 必要なスロット（この例ではmybutton_clicked ()関数）を追加します。
3. Signals & Slots Editorタブに移動し、+ボタンをクリックします。これで、前のステップで作成したスロットがレシーバースロットとして表示されます。

以上がPythonとQt Designerを使用してファイルダイアログを開く基本的な方法です。これらの知識を活用して、より複雑なGUIアプリケーションを作成することができます。