QMLは、C++などの従来の言語よりもUIを迅速に設計できる宣言型の言語です。QMLとPythonを組み合わせることで、地図の表示やナビゲーション、ジオコーディング(地理座標から住所への変換、またはその逆)などの機能を持つユーザーインターフェースを作成することができます。
地図の表示と操作
QMLのMap
型を使用すると、地図を表示し、地図内にオブジェクトを配置することができます。地図は、表示方法を制御する機能を持っており、地図の中心を設定したり、ズームしたり、ピンチしたり、フリック可能にしたりすることができます。地図に追加される場所はMapItems
と呼ばれ、その位置は緯度、経度、高度を含む座標で定義されます。
以下に、現在の位置を中心に地図を表示するクライアントの例を示します。
Rectangle {
import QtPositioning 5.2
import QtLocation 5.3
...
Map {
id: map
// initialize map ...
}
PositionSource {
onPositionChanged: {
// center the map on the current position
map.center = position.coordinate
}
}
}
ジオコーディング
ジオコーディングは、他の地理的な参照から地理的な座標(緯度と経度)を導き出すことです。例えば、これは通りの住所であることができます。逆ジオコーディングも可能で、通りの住所が地理的な座標を決定するために使用されます。ジオコーディングは、GeocodeModel
型を使用して行われます。
以上がPythonとQMLを用いて地図を操作する基本的な方法です。これらの知識を活用して、地図情報を含むアプリケーションを開発することができます。