PythonとQMLを連携させることで、より効率的にUIを設計することが可能です。QMLは宣言型の言語で、C++などの伝統的な言語よりもUIの設計が速くなります。QtQmlとQtQuickモジュールは、QMLベースのUIに必要なインフラストラクチャを提供します。
以下に、PythonとQMLを連携させる基本的な手順を示します。
まず、QGuiApplicationとQQuickViewのインスタンスを生成します。そして、QMLのエレメントがビューのサイズに追従するように、resizeModeプロパティにSizeRootObjectToViewを設定します。
app = QGuiApplication(sys.argv)
view = QQuickView()
view.setResizeMode(QQuickView.SizeRootObjectToView)
次に、ビューのsetSourceメソッドを使用してQMLのロードを行います。QMLはPythonスクリプトと同じ場所に置くことが多いので、osモジュールの機能を利用してフルパス化します。
current_path = os.path.abspath(os.path.dirname(__file__))
qml_file = os.path.join(current_path, 'app.qml')
view.setSource(QUrl.fromLocalFile(qml_file))
if view.status() == QQuickView.Error:
sys.exit(-1)
これでビューが表示され、アプリケーションが動作します。終了時は、破棄の順序に注意が必要で、アプリケーション終了前にビューのオブジェクトをdelする必要があります。
view.show()
res = app.exec_()
del view
sys.exit(res)
以上で、PythonとQMLを連携させる基本的な手順を説明しました。この知識を活用して、効率的なUI設計を行ってみてください。.