Pythonのデータ分析ライブラリであるPandasを使用して、データフレーム内のNaN(欠損値)を判定する方法について説明します。
DataFrameとSeriesでのNaN判定
DataFrameやSeriesの単位でNaNを判定する場合、Pandasの isna()
または isnull()
メソッドを使用します。
# DataFrameでの判定
df.isna()
df.isnull()
# Seriesでの判定
df[0].isna()
df[1].isna()
df[0].isnull()
df[1].isnull()
要素単位でのNaN判定
要素単位でNaNを判定する場合、Pandasのメソッドは使用できません。そのため、それぞれのデータ型に合わせて判定する必要があります。
# 要素での判定
np.isnan(df[0][1]) # True
np.isnan(df[1][2]) # True
ただし、for文などで行単位でイテレーションし、要素に対してNaNを判定する場合はデータ型を意識して判定式を記述するように注意が必要です。
以上、PythonとPandasを使用したNaNデータの判定方法について説明しました。これらの方法を活用して、データ分析における欠損値の取り扱いをより効率的に行ってください。.