PythonのライブラリであるOpenPyXLを使ってExcelのデータを取得する方法について解説します。OpenPyXLはExcelの操作を可能にする強力なライブラリで、データの読み取りから書き込みまで幅広く対応しています。
Excelファイルのロード
まずはExcelファイルをロードして、セルの情報を取得してみましょう。以下のコードはExcelファイルをロードし、特定のセルの値を取得する基本的な使い方を示しています。
from openpyxl import load_workbook
# Excelファイルのロード
excel_path = 'C:/sample/sample.xlsm'
workbook = load_workbook(filename=excel_path, read_only=True)
# シートのロード
sheet = workbook['シート名']
# セルの値取得
cell_value = sheet['A1'].value
# ロードしたExcelファイルを閉じる
workbook.close()
このコードでは、load_workbook
関数を使ってExcelファイルをロードしています。ロードしたワークブックから特定のシートを選択し、そのシートの特定のセルの値を取得しています。
特定範囲のデータを取り扱う
次に、特定の範囲のデータを取り扱う方法を見てみましょう。以下のコードは、特定の範囲のセルを一度に取得し、その値を出力する方法を示しています。
from openpyxl import load_workbook
# Excelファイルのロード
excel_path = 'C:/sample/sample.xlsm'
workbook = load_workbook(filename=excel_path, read_only=True)
# シートのロード
sheet = workbook['シート名']
# 範囲指定でセルの値取得
for row in sheet['A1:C3']:
for cell in row:
print(cell.value)
# ロードしたExcelファイルを閉じる
workbook.close()
このコードでは、シート名とセル範囲を指定して、その範囲内のすべてのセルの値を取得しています。
以上がPythonとOpenPyXLを使ってExcelのデータを取得する基本的な方法です。これらの基本を理解すれば、より複雑な操作も可能になります。OpenPyXLは非常に強力なライブラリで、これを使えばPythonからExcelのデータを自由自在に操作できます。