PythonとOpenCVを使用して複数のカメラデバイスを識別し、それぞれにアクセスする方法について説明します。この記事では、特にWindows環境での操作に焦点を当てます。
方法1: カメラのプロパティ(デフォルト)の違いを利用する
最初の方法は、カメラのプロパティ(デフォルト)の違いを利用することです。具体的には、以下のようなコードを使用します。
import cv2
def check_info(last_index):
for i in range(last_index):
try:
cap = cv2.VideoCapture(i)
if cap is None or not cap.isOpened():
raise ConnectionError
print(f"-*- DEVICE_ID: {i} -*-")
fps = cap.get(cv2.CAP_PROP_FPS)
contrast = cap.get(cv2.CAP_PROP_CONTRAST)
saturation = cap.get(cv2.CAP_PROP_SATURATION)
gamma = cap.get(cv2.CAP_PROP_GAMMA)
print(f"FPS: {fps}")
print(f"Contrast: {contrast}")
print(f"Saturation: {saturation}")
print(f"gamma: {gamma}")
except ConnectionError:
break
if __name__ == "__main__":
check_info(10)
このコードを実行すると、カメラのプロパティを確認できます。カメラのデフォルトのプロパティはデバイスごとに異なるはずなので、特定のプロパティを持つカメラのデバイスIDを指定することができます。
方法2: C/C++でデバイス名をテキストファイルに出力してPythonで読み込む
2つ目の方法は、C/C++でデバイス名をテキストファイルに出力し、Pythonでそれを読み込むことです。この方法では、異なる種類のWebカメラを識別することができますが、同じ種類のWebカメラを識別することはできません。
以上、PythonとOpenCVを使用して複数のカメラデバイスを識別し、それぞれにアクセスする方法について説明しました。これらの方法を活用すれば、複数のカメラデバイスを効果的に管理し、それぞれに適切にアクセスすることが可能になります。.