Pythonで画像処理を行う際、必須になるのがOpenCVです。OpenCVは「Open Source Computer Vision Library」の略で、画像や動画の処理ができる機能がまとめられたオープンソースライブラリです。
OpenCVのインストール
PythonでOpenCVを利用する際には、「import cv2」としてインポートします。インストールはpipを使用して簡単に行うことができます。
pip install opencv-python
画像の読み込みと表示
OpenCVを使用して画像を読み込み、表示する基本的なコードは以下の通りです。
import cv2
import matplotlib.pyplot as plt
# 画像を読み込む
img = cv2.imread("image.jpg")
# 画像を表示する
plt.imshow(img)
plt.show()
このコードでは、cv2.imread
関数を使用して画像を読み込み、matplotlibのimshow
関数を使用して画像を表示しています。
画像の色の変換
OpenCVでは色の表現方法がGBR (緑・青・赤) であり、matplotlibではRGB (赤・緑・青) と色の表現方法が異なるため、色の変換が必要になります。そのためには、cv2.cvtColor
関数を使用します。
img = cv2.cvtColor(img, cv2.COLOR_BGR2RGB)
以上のコードを実行すると、元の色で画像が表示されます。
これらの基本的な操作をマスターすれば、PythonとOpenCVを使用してさまざまな画像処理を行うことができます。次回は、画像に対するさらに高度な操作を紹介します。お楽しみに!.