PythonとOpenCVを使用して画像処理を行う際、ファイル名やパスに日本語が含まれていると、画像ファイルを開くことができません。しかし、PillowやNumPyを使用して画像ファイルを開き、OpenCVの画像データであるNumPyのndarray形式に変換することで、この問題を解決することができます。
以下に、PillowとNumPyを使用して日本語の画像ファイルを開く方法を示します。
import cv2
import numpy as np
from PIL import Image
# Pillowで画像ファイルを開く
pil_img = Image.open("画像ファイル.bmp")
# PillowからNumPyへ変換
img = np.array(pil_img)
# カラー画像のときは、RGBからBGRへ変換する
if img.ndim == 3:
img = cv2.cvtColor(img, cv2.COLOR_RGB2BGR)
cv2.imshow("Image", img)
cv2.waitKey(0)
このコードでは、Pillowを使用して画像ファイルを開き、その後NumPyの配列に変換しています。カラー画像の場合、RGBからBGRへの変換が必要です。
また、日本語の画像ファイルを保存する場合も同様にPillowを使用することができます。
import cv2
from PIL import Image
img = cv2.imread("image_file.bmp", cv2.IMREAD_UNCHANGED)
if img.ndim == 3:
img = cv2.cvtColor(img, cv2.COLOR_BGR2RGB)
# NumPyからPillowへ変換
pil_image = Image.fromarray(img)
# Pillowで画像ファイルへ保存
pil_image.save("画像ファイル_pillow.bmp")
この方法を使用すれば、PythonとOpenCVで日本語の画像ファイルを扱うことが可能になります。これにより、より多様な環境で画像処理を行うことができるようになります。.