PythonのNumPyライブラリには、行列の全要素を足し合わせるnp.sum
関数があります。この関数を使うことで、行列の全要素の和を求めることができます。また、特定の軸方向に要素を足し合わせることも可能です。
np.sum関数の基本的な使い方
まずは、全ての要素を足し合わせる基本的な使い方から見ていきましょう。
import numpy as np
# 2×5の0~9における乱数配列を生成
a = np.random.randint(0, 10, size=(2,5))
print(a)
# 全ての要素の和を求める
print(np.sum(a))
上記のコードでは、2×5の行列を生成し、その全ての要素の和を求めています。
軸を指定した和の求め方
次に、軸を指定して和を求める方法を見ていきましょう。
# 行方向に足し合わせる
print(np.sum(a, axis=0))
# 列方向に足し合わせる
print(np.sum(a, axis=1))
上記のコードでは、行方向、または列方向に要素を足し合わせています。
まとめ
PythonのNumPyライブラリを用いると、行列の全要素の和を求めることができます。また、特定の軸方向に要素を足し合わせることも可能です。これらの機能は、データ分析や機械学習など、多次元のデータを扱う際に非常に便利です。.