PythonのNumPyライブラリには、配列の分散を計算するための関数numpy.var()
があります。この関数は、指定された軸に沿って配列の分散を計算します。
numpy.varの基本的な使い方
以下に、numpy.var()
関数の基本的な使い方を示します。
import numpy as np
# 配列を作成
a = np.array([1, 2, 3, 4, 5])
# 分散を計算
variance = np.var(a)
print(variance) # 出力: 2.0
このコードでは、NumPyのvar()
関数を使用して配列a
の分散を計算しています。
numpy.varの詳細な使い方
numpy.var()
関数は、いくつかのオプションを持っています。以下に、その主なオプションを示します。
axis
: 分散を計算する軸を指定します。指定しない場合、配列全体の分散が計算されます。dtype
: 分散を計算する際に使用するデータ型を指定します。out
: 結果を格納するための代替配列を指定します。ddof
: 分散を計算する際の自由度を指定します。keepdims
: 結果の次元を保持するかどうかを指定します。
以下に、これらのオプションを使用した例を示します。
import numpy as np
# 2次元配列を作成
a = np.array([[1, 2, 3], [4, 5, 6]])
# 各列の分散を計算
variance_columns = np.var(a, axis=0)
print(variance_columns) # 出力: [2.5 2.5 2.5]
# 各行の分散を計算
variance_rows = np.var(a, axis=1)
print(variance_rows) # 出力: [0.66666667 0.66666667]
このコードでは、axis
オプションを使用して、配列の各列と各行の分散を計算しています。
以上が、PythonとNumPyを使用した分散の計算についての基本的なガイドです。これらの情報が、PythonとNumPyを使用したデータ分析の一助となることを願っています。