PythonのNumPyライブラリには、配列の要素に対する真偽値判定に便利なall
関数とany
関数があります。
np.all関数
np.all
関数は、配列の全ての要素がTrueであればTrueを返します。具体的な使用例は以下の通りです。
import numpy as np
a = np.array([
[1, 1, 1],
[1, 0, 0],
[1, 0, 1],
])
print(np.all(a)) # Falseが出力されます
上記の例では、a
の全ての要素がTrue(1)であればTrueを返しますが、一部の要素がFalse(0)であるため、結果はFalseとなります。
np.any関数
一方、np.any
関数は、配列のいずれかの要素がTrueであればTrueを返します。以下に具体的な使用例を示します。
import numpy as np
a = np.array([
[1, 1, 1],
[1, 0, 0],
[1, 0, 1],
])
print(np.any(a)) # Trueが出力されます
上記の例では、a
のいずれかの要素がTrue(1)であればTrueを返します。したがって、結果はTrueとなります。
これらの関数を理解し、適切に使用することで、Pythonでのデータ分析や処理がより効率的になります。.