PythonのNumPyライブラリは、大量の数値データを効率的に扱うための強力なツールです。しかし、その出力は時として見づらいものになります。ここでは、NumPy配列を美しく出力する方法を紹介します。
NumPy配列の基本的な出力
まず、NumPy配列の基本的な出力方法を見てみましょう。以下のコードは、0から9までの整数を要素に持つ配列を作成し、そのまま出力します。
import numpy as np
a = np.arange(0,10)
print(a)
このコードを実行すると、以下のような出力が得られます。
[0 1 2 3 4 5 6 7 8 9]
しかし、この出力は見づらい場合があります。例えば、各要素をカンマで区切りたい、または小数点以下の桁数を制限したい場合などです。
NumPy配列の出力をカスタマイズする
NumPyには、配列の出力形式をカスタマイズするための関数numpy.set_printoptions()
があります。この関数を使うと、浮動小数点数の精度を指定したり、大きな配列を要約表示したりすることができます。
以下のコードは、numpy.set_printoptions()
を使って配列の出力形式をカスタマイズする例です。
import numpy as np
a = np.arange(0,10)
a_str = np.array2string(a, precision=2, separator=', ')
print(a_str[1:-1])
このコードを実行すると、以下のような出力が得られます。
0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9
このように、numpy.set_printoptions()
を使うと、NumPy配列の出力を自由にカスタマイズすることができます。
以上、PythonとNumPyを使って配列を美しく出力する方法を紹介しました。この情報が、あなたのPythonプログラミングに役立つことを願っています。.