MatplotlibはPythonのデータ可視化ライブラリで、様々なグラフやチャートを描画することができます。その中でも、ダッシュライン(破線)の描画は、データの特性を強調したり、複数のラインを区別したりする際に非常に有用です。
Matplotlibでダッシュラインを描画する方法はいくつかありますが、最も一般的な方法は、plot
関数のlinestyle
パラメータを使用する方法です。以下にその例を示します。
import matplotlib.pyplot as plt
import numpy as np
x = np.linspace(0, 10, 500)
y = np.sin(x)
plt.figure(figsize=(10, 6))
plt.plot(x, y, linestyle='--')
plt.show()
このコードは、0から10までの範囲を500等分したx座標に対するsin関数の値をy座標としてプロットします。linestyle='--'
とすることで、描画されるラインはダッシュラインとなります。
また、より細かい制御を行いたい場合は、linestyle
パラメータにタプルを渡すことで、ダッシュとスペースの長さを自由に設定することができます。以下にその例を示します。
plt.figure(figsize=(10, 6))
plt.plot(x, y, linestyle=(0, (5, 2)))
plt.show()
このコードでは、linestyle
にタプル(0, (5, 2))
を渡しています。これは、「5の長さのダッシュと2の長さのスペースを交互に描画する」という意味になります。
以上がPythonとMatplotlibを使用したダッシュラインの描画方法になります。この機能を活用して、データの可視化をより効果的に行ってみてください。.