Pythonのデータ可視化ライブラリであるmatplotlibでは、グラフのx軸の範囲を設定するための方法がいくつかあります。
xlimメソッドとylimメソッド
一般的な方法として、xlimメソッドとylimメソッドを使用します。これらのメソッドでは、x軸方向の最小値と最大値、y軸方向の最小値と最大値を引数に渡します。
import matplotlib.pyplot as plt
import numpy as np
plt.style.use('seaborn-whitegrid')
x = np.linspace(0, 10, 100)
plt.plot(x, np.sin(x))
# x軸の範囲を変更する
plt.xlim(-2, 12)
# y軸の範囲を変更する
plt.ylim(-1.5, 1.5)
plt.show()
軸の反転
また、xlimやylimの便利な使用方法として、最大値、最小値の値を入れ替えると軸を反転させることができます。
import matplotlib.pyplot as plt
import numpy as np
plt.style.use('seaborn-whitegrid')
x = np.linspace(0, 10, 100)
plt.plot(x, np.sin(x))
# x軸の範囲を変更する（反転）
plt.xlim(12, -2)
# y軸の範囲を変更する（反転）
plt.ylim(1.5, -1.5)
plt.show()
axisメソッド
xlimメソッド、ylimメソッドとは別の方法として、axisメソッドでも軸の設定をすることができます。axisメソッドは、後述する’tight’や’equal’といったオプションで軸の範囲を自動で設定することもできます。
import matplotlib.pyplot as plt
import numpy as np
plt.style.use('seaborn-whitegrid')
x = np.linspace(0, 10, 100)
plt.plot(x, np.sin(x))
# axisによる軸範囲設定 [xmin, xmax, ymin, ymax]
plt.axis([-2, 12, -1.5, 1.5])
plt.show()
以上がPythonとmatplotlibを使用してグラフのx軸の範囲を設定する基本的な方法です。これらの方法を理解し、適切に使用することで、より見やすく情報を伝えることが可能なグラフを作成することができます。.