Pythonのデータ可視化ライブラリであるmatplotlibを使って、高解像度のグラフを作成する方法について説明します。この記事では、matplotlibのfigure
関数とdpi
パラメータを使用して、グラフの解像度を調整する方法を学びます。
matplotlibとdpi
matplotlibでは、figure
関数のfigsize
パラメータでグラフのサイズを指定します。ここで指定する値はインチ単位で、1インチは2.54センチメートルです。また、dpi
パラメータで1インチあたりのドット数を指定します。これにより、グラフの解像度を調整することができます。
例えば、次のように指定すると、6インチx4インチの画像を作成し、その解像度を72dpiに設定します。
import matplotlib.pyplot as plt
fig = plt.figure(figsize=(6,4), dpi=72)
plt.savefig('test2.png')
この場合、出力される画像のサイズは432×288ピクセルになります。これは、6インチx72dpi=432ピクセル、4インチx72dpi=288ピクセルとなるためです。
注意点
matplotlibで作成したグラフをJupyter Notebook上で表示する場合、plt.show()
関数を使用しますが、この場合、表示された画像のサイズはplt.savefig()
関数で保存した画像のサイズと異なる場合があります。そのため、画像サイズにこだわる場合は、plt.savefig()
関数を使用することをおすすめします。
以上、Pythonとmatplotlibを使って高解像度のグラフを作成する方法について説明しました。この知識を活用して、より高品質なデータ可視化を行ってください。.