PythonのデータビジュアライゼーションライブラリであるMatplotlibを使用して、グラフの凡例を操作する方法について説明します。特に、loc='upper left'
パラメータを使用して凡例の位置を左上に設定する方法を中心に解説します。
凡例の位置を設定する
Matplotlibのlegend
関数を使用して、グラフの凡例を表示します。この関数には、凡例の位置を指定するためのloc
パラメータがあります。loc='upper left'
と設定すると、凡例はグラフの左上に表示されます。
以下に、具体的なコードを示します。
import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt
x = np.arange(0, 10, 0.1)
s = np.sin(x)
c = np.cos(x)
plt.plot(x, s, "r", label="sin")
plt.plot(x, c, "k", label="cos")
plt.legend(bbox_to_anchor=(0, -0.1), loc='upper left', borderaxespad=0, fontsize=18)
plt.show()
このコードでは、bbox_to_anchor
パラメータを使用して、凡例の枠の位置(アンカー)を指定しています。(0, -0.1)
と設定すると、アンカーはグラフの外側の左下に配置されます。そして、loc='upper left'
と設定すると、凡例の枠の左上がアンカーに合わせられます。
このように、Matplotlibを使用すれば、グラフの凡例の位置を自由に操作することが可能です。データビジュアライゼーションにおいて、適切な凡例の配置は、グラフの可読性を向上させる重要な要素です。ぜひ活用してみてください。.