Pythonは多機能なプログラミング言語で、その一つとしてGoogleのText-to-Speech(TTS)APIを使った音声合成があります。ここでは、PythonとGoogle TTSを使ってテキストから音声を生成する方法を紹介します。
Google Cloud Text-to-Speech APIの利用
GoogleのCloud Text-to-Speech APIは、テキストを自然な音声に変換するためのAPIです。このAPIを利用するためには、まずGoogleアカウントを登録し(クレジットカードの登録が必要)、Google Cloud Platformにログインしてプロジェクトを作成し、そのプロジェクトにCloud Text-to-Speech APIを有効化する必要があります。
gTTSライブラリの利用
また、PythonでGoogleのText-to-Speech APIを簡単に利用するためのライブラリとしてgTTSがあります。gTTSはGoogle TranslateのText-to-Speech APIと連携して動作し、音声データをmp3ファイルやバイトストリングとして出力することができます。
gTTSのインストールはpipを使って簡単に行うことができます。
$ pip install gTTS
gTTSの基本的な使い方は以下の通りです。
from gtts import gTTS
tts = gTTS('hello')
tts.save('hello.mp3')
このコードは、’hello’というテキストを音声に変換し、それを’hello.mp3’というファイルに保存します。
まとめ
PythonとGoogleのText-to-Speech APIを使えば、テキストから音声を生成することが簡単にできます。音声合成は、アプリケーションのユーザビリティを向上させるための一つの手段となります。ぜひ試してみてください。