Pythonのglob
モジュールは、特定のパターンにマッチするファイルやディレクトリを取得するための強力なツールです。以下に、その基本的な使い方と応用例を示します。
基本的な使い方
glob
モジュールを使うには、まずglob
をインポートします。そして、glob.glob()
関数に検索パターンを引数として渡します。この関数は、指定したパターンにマッチする全てのファイルやディレクトリのパスをリストとして返します。
import glob
# CSVファイルを取得
files = glob.glob('C:/Users/Downloads/*.csv')
# ファイルを順に読み込む
for file in files:
with open(file, 'r') as f:
f.read()
上記のコードは、指定したディレクトリ(C:/Users/Downloads
)内の全てのCSVファイルを取得し、それぞれを読み込んでいます。
下層フォルダのファイルを取得する
glob.glob()
関数に**
を使うと、全ての下層フォルダを検索することができます。また、recursive=True
を指定すると、再帰的にファイルを取得することができます。
import glob
# 下層フォルダのCSVファイルも取得
files = glob.glob('C:/Users/Downloads/**/*.csv', recursive=True)
このコードは、指定したディレクトリおよびその下層フォルダ内の全てのCSVファイルを取得します。
まとめ
Pythonのglob
モジュールは、特定のパターンにマッチするファイルやディレクトリを簡単に取得することができます。これにより、大量のファイルを効率的に処理することが可能になります。さらに詳しい情報や使用例については、公式ドキュメンテーションをご覧ください。