PythonのWebフレームワークであるDjangoでは、HTMLテンプレートを効率的に管理するための仕組みが提供されています。その中でも、{% extends 'base.html' %}
タグを使ったテンプレートの拡張(継承)は非常に便利な機能です。
テンプレート拡張とは?
テンプレート拡張とは、一つの基本となるテンプレート(ここではbase.html
)を定義し、そのテンプレートを元に他のテンプレートを作成することを指します。この機能を使うと、全てのページで共通の部分(例えばヘッダーやフッターなど)を一つの場所で管理することができ、コードの重複を避けることができます。
{% extends 'base.html' %}
タグの使い方
{% extends 'base.html' %}
タグは、指定したテンプレート(ここではbase.html
)を基に現在のテンプレートを作成するためのものです。このタグを使うと、base.html
の内容をそのまま引き継ぎつつ、特定の部分だけを上書き(オーバーライド)することができます。
具体的な使い方は以下の通りです:
{% extends 'base.html' %}
{% block title %}
子テンプレートのタイトル
{% endblock %}
{% block content %}
<p>ここにコンテンツを書きます</p>
{% endblock %}
この例では、base.html
を基に新しいテンプレートを作成しています。{% block title %}
と{% block content %}
の部分は、base.html
の同じ名前のブロックを上書き(オーバーライド)しています。
注意点
{% extends 'base.html' %}
タグは必ずテンプレートの最初に記述する必要があります。それ以外の位置に書くとエラーになります。{% block %}
タグを使って部分を上書きする際は、ブロックの名前が親テンプレートと一致していることを確認してください。
以上がPythonとDjangoでのテンプレート拡張の基本的な使い方となります。この機能を活用することで、効率的にHTMLテンプレートを管理することができます。