Anacondaは、データサイエンス用のPythonパッケージをまとめたPythonディストリビューションです。Anacondaをインストールすると、「Python本体」+「データ分析に必要なパッケージ」がインストールされます。
Anacondaにはconda
コマンドがインストールされており、パッケージのインストールや、実行環境の作成・切り替えなどを行います。Anacondaの実行環境はAnaconda-Navigatorでも操作できますが、ここではconda
コマンドの使い方を紹介します。
Conda環境
Conda環境は独立したPythonの実行環境で、他の環境に影響を与えずにPythonのバージョンを用途によって切り替えたり、パッケージをインストールしたりできます。Conda環境は、conda activate
コマンドで利用を開始します。
パッケージのインストール
新しくパッケージをAnacondaのリポジトリからインストールする時は、conda環境を有効にしてからconda install パッケージ名
コマンドを使います。
パッケージの検索
インストールするパッケージの、正確な名前やバージョンがわからない時は、conda search パッケージ名
で検索できます。
Pythonバージョンの変更
Conda環境で使用するPythonのバージョンも、conda install
コマンドで変更できます。
Conda環境の作成
Anacondaの実行環境を複数用意して、一時的に切り替えて使えると便利なことがあります。たとえば、普段はPython3.6の環境でTensorFlow 1.15を利用したいが、実験的にPython 3.7上のTensorFlow 2.0を使ってみる、という場合などです。
以上がPythonとAnacondaパッケージの基本的な使い方になります。これらの知識を活用して、Pythonプログラミングをより効率的に行いましょう。.