Pythonでは、配列の結合にはいくつかの方法があります。ここでは、特にNumPyのconcatenate関数を使用した方法について説明します。
NumPyのconcatenate関数
NumPyのconcatenate関数は、既存の軸に沿って配列のシーケンスを結合するために使用されます。この関数の基本的な構文は次のとおりです。
numpy.concatenate((a1, a2, ...), axis=0)
ここで、a1, a2, ...は結合する配列のシーケンスで、axisは結合する軸を指定します。
例
以下に、concatenate関数を使用した配列の結合の例を示します。
import numpy as np
# 2つの配列を定義
a = np.array([[1, 2], [3, 4]])
b = np.array([[5, 6]])
# axis=0で配列を結合
result = np.concatenate((a, b), axis=0)
print(result) # 出力: [[1, 2], [3, 4], [5, 6]]
この例では、2つの2次元配列aとbをaxis=0（行方向）で結合しています。
注意点
concatenate関数を使用する際には、結合する配列が同じ形状であること、または少なくとも結合する軸に沿って同じ形状であることが必要です。形状が異なる配列を結合しようとすると、エラーが発生します。
以上、Pythonで配列を結合する方法について説明しました。この情報がPythonプログラミングの一助となれば幸いです。.