Pythonでは、関数やクラスをまとめたものを「モジュール」と呼びます。モジュールを作成することで、コードの再利用が可能になり、プログラムの管理が容易になります。
モジュールの作成方法
Pythonのモジュールは、Pythonのコードを含んだ、拡張子が.pyのテキストファイルです。例えば、次のようなコードをmyutil.py
という名前のファイルに保存することで、モジュールを作成できます。
def fact(x):
result = 1
if x == 0:
return result
for num in range(1, x + 1):
result *= num
return result
def fizzbuzz(x):
result = str(x)
if x % 3 == 0 and x % 5 == 0:
result = 'FizzBuzz'
elif x % 3 == 0:
result = 'Fizz'
elif x % 5 == 0:
result = 'Buzz'
return result
def fib(x):
if x == 0:
return 0
elif x == 1:
return 1
return fib(x - 1) + fib(x - 2)
PI = 3.14159
このコードでは、fact
関数、fizzbuzz
関数、fib
関数、そしてPI
という名前の変数を定義しています。
モジュールの利用方法
作成したモジュールは、import
文を使って読み込むことで利用できます。例えば、上で作成したmyutil
モジュールを利用するには、次のようにします。
import myutil
print(myutil.fact(5)) # 120
print(myutil.fizzbuzz(15)) # 'FizzBuzz'
print(myutil.fib(10)) # 55
print(myutil.PI) # 3.14159
このように、Pythonのモジュール機能を利用することで、コードの再利用と管理が容易になります。自分だけでなく、他の人が書いたコードもモジュールとして利用することができるため、大規模なプロジェクトでもコードの管理がしやすくなります。.