Pythonはデータ分析や機械学習など、さまざまな分野で広く利用されています。その中でも、繰り返し処理(ループ)とグラフ描画は、データの可視化や分析において重要な役割を果たします。
Pythonの繰り返し処理
Pythonではfor
文を使って繰り返し処理を行うことができます。以下に、乱数を生成してそれをグラフに描画する例を示します。
import random
import matplotlib.pyplot as plt
# 乱数を10個生成してリストに格納
random_numbers = [random.randint(1, 10) for _ in range(10)]
# リストの数値を順にプロット
for i, num in enumerate(random_numbers):
plt.scatter(i, num)
plt.show()
このコードでは、random.randint(1, 10)
で1から10までの乱数を生成し、それを10個リストに格納しています。その後、for
文を使ってリストの各要素を順に取り出し、その値をy座標とする点をグラフにプロットしています。
Pythonのグラフ描画
Pythonではmatplotlib
ライブラリを使ってグラフを描画することができます。以下に、複数のデータセットを一つのグラフに描画する例を示します。
import matplotlib.pyplot as plt
# 3つのデータセットを作成
data1 = [random.randint(1, 10) for _ in range(10)]
data2 = [random.randint(1, 10) for _ in range(10)]
data3 = [random.randint(1, 10) for _ in range(10)]
# 各データセットを順にプロット
for i, data in enumerate([data1, data2, data3]):
plt.plot(data, label=f'data{i+1}')
plt.legend()
plt.show()
このコードでは、3つのデータセット(data1
、data2
、data3
)を作成し、それぞれを一つのグラフにプロットしています。label
引数を使って各データセットにラベルを付け、plt.legend()
で凡例を表示しています。
以上、Pythonの繰り返し処理とグラフ描画について簡単に説明しました。これらの機能を理解し活用することで、Pythonのパワフルなデータ分析能力を最大限に引き出すことができます。.