Pythonでは、絶対値を計算するための組み込み関数abs()
が存在します。この関数は引数に数値を取り、その数値の絶対値を返します。
x = -5
abs_x = abs(x)
print(f"xの絶対値は {abs_x} です")
このコードでは、abs()
関数を使って変数x
の絶対値を求め、abs_x
に代入しています。出力結果はxの絶対値は 5 です
となります。
また、Pythonの標準ライブラリであるmath
モジュールにも、絶対値を求めるための関数fabs()
があります。こちらもabs()
同様、引数の絶対値を求めますが、戻り値は常に浮動小数点数となります。
import math
x = -10
abs_x = math.fabs(x)
print(f"xの絶対値は {abs_x} です")
このコードでは、math.fabs()
関数を使って変数x
の絶対値を求め、abs_x
に代入しています。出力結果はxの絶対値は 10.0 です
となります。
さらに、Pythonのリスト(配列)に含まれる各要素の絶対値を求めるには、リスト内包表記と組み込み関数abs()
を組み合わせます。
numbers = [-5, 3, -1, 3.14, -2.71]
abs_numbers = [abs(num) for num in numbers]
print(abs_numbers) # [5, 3, 1, 3.14, 2.71]
このコードでは、リストnumbers
の各要素の絶対値を求め、新しいリストabs_numbers
に格納しています。
以上がPythonで絶対値を計算する基本的な方法です。これらの知識を活用して、Pythonプログラミングをより効率的に行いましょう。.