Pythonでは、絶対値を計算するための組み込み関数abs()
が存在します。この関数は引数に数値を取り、その数値の絶対値を返します。
x = -5
abs_x = abs(x)
print(f"xの絶対値は {abs_x} です")
また、Pythonの標準ライブラリであるmath
モジュールにも、絶対値を求めるための関数fabs()
があります。こちらもabs()
同様、引数の絶対値を求めますが、戻り値は常に浮動小数点数となります。
import math
x = -10
abs_x = math.fabs(x)
print(f"xの絶対値は {abs_x} です")
さらに、Pythonではリストの全要素を絶対値にする方法もあります。以下にその例を示します。
data = [10, -5, 8, -3, 12, -7]
absolute_values = [abs(x) for x in data]
print(absolute_values)
以上のように、Pythonでは絶対値の計算が容易に行えます。これらの関数を活用して、数値の大きさだけを取り出すことが可能です。これはデータ分析やエラー処理、条件分岐など、様々な場面で役立つことでしょう。.