Pythonでは、無限ループからの脱出方法としてKeyboardInterrupt
例外を利用することが一般的です。この記事では、その使用方法と注意点について詳しく説明します。
KeyboardInterruptとは
KeyboardInterrupt
は、Pythonプログラムがキーボードからの割り込み(通常はCtrl+C)を受け取ったときに発生する例外です。この例外を適切に処理することで、無限ループから適切に脱出することが可能になります。
KeyboardInterruptの使用方法
以下に、無限ループからの脱出方法を示す基本的なコードスニペットを示します。
try:
while True:
# 何らかの処理
except KeyboardInterrupt:
print("プログラムが中断されました")
このコードでは、try/except
ブロックを使用しています。try
ブロック内のコード(この場合は無限ループ)が実行され、KeyboardInterrupt
例外が発生した場合(つまり、ユーザがCtrl+Cを押した場合)、except
ブロック内のコードが実行されます。
注意点
ただし、この方法には注意点があります。特に、KeyboardInterrupt
例外を捕捉するexcept
ブロック内で例外の連鎖を切ってしまうと、Ctrl+Cを押してもプログラムが中断されないことがあります。そのため、例外の連鎖が切れている場合は、raise
を使用して例外を再度発生させることで、連鎖を維持することが推奨されます。
try:
# 何らかの処理
except KeyboardInterrupt:
# 何らかの処理
raise
以上が、Pythonで無限ループからのキーボード割り込みを利用した脱出方法についての基本的な説明です。この知識を活用して、より効果的なプログラムを作成してみてください。.