Pythonで数値の有効数字と桁数を扱う方法について解説します。この記事では、Pythonのdecimal
モジュールを使用して、数値の有効数字と桁数を指定する方法を紹介します。
decimalモジュールの使用
Pythonで有効数字つきの小数を扱うには、decimal
モジュールを使用します。このモジュールは、料金計算など、十進数を厳格に計算したい場合に用います。
import decimal
a = decimal.Decimal('1.30')
b = decimal.Decimal('1.20')
c = a + b
print(a, b, c) # 出力: 1.30 1.20 2.50
上記のコードでは、decimal.Decimal
を使用して小数を生成し、それらを加算しています。計算結果は有効桁数3ケタの情報が残っています。
桁数の指定
小数点以下の桁数を指定するには、.[桁数]f
とします。整数部の桁数によらず小数点以下が指定した桁数になります。
import numpy as np
for threshold in np.arange(0.1, 0.2, 0.01):
print('threshold = {:.2f}'.format(threshold))
上記のコードでは、str.format()
を使用して出力時のフォーマットを指定しています。数値を任意の桁数で指定し、表示することができます。
まとめ
Pythonで数値の有効数字と桁数を扱う方法を解説しました。decimal
モジュールとstr.format()
を使用することで、数値の有効数字と桁数を指定することが可能です。これらの方法を活用して、Pythonでの数値操作をより精密に行いましょう。.