Pythonでは、文字列と数値の間で変換を行うことがよくあります。特に、数値を特定の桁数で表示したい場合や、数値をゼロ埋めしたい場合などには、format
関数やstr.format
メソッドが便利です。
数値を文字列に変換する
Pythonで数値を文字列に変換する基本的な方法は、str
関数を使用することです。しかし、桁数を指定したり特定の形式で表示したい場合には、format
関数を使用します。
例えば、以下のコードでは数値を10桁の文字列に変換しています。
num_string = '{:010d}'.format(0x1234ABCD)
print(num_string) # 305441741
このコードでは、{:010d}
の部分がフォーマット指定子となります。0
は空白を0で埋めることを、10
は桁数を10にすることを、d
は整数を表示することを意味します。
文字列を数値に変換する
文字列を数値に変換するには、int
関数やfloat
関数を使用します。int
関数は整数に、float
関数は浮動小数点数に変換します。
s = "123"
i = int(s)
f = float(s)
print(i) # 123
print(f) # 123.0
桁数の指定とゼロ埋め
format
関数を使用すると、数値を特定の桁数で表示したり、ゼロ埋めしたりすることができます。
例えば、以下のコードでは数値を5桁の文字列に変換し、空白を0で埋めています。
dat = "{:0>5}".format(2)
print(dat) # 00002
このコードでは、{:0>5}
の部分がフォーマット指定子となります。0
は空白を0で埋めることを、>
は右詰めにすることを、5
は桁数を5にすることを意味します。
以上がPythonで文字列と数値の変換と桁数の指定を行う基本的な方法です。これらの機能を理解しておくと、データの表示や処理がより柔軟になります。