Pythonの正規表現では、特定の数値範囲をマッチさせるためのパターンを作成することができます。例えば、0から99までの数値をマッチさせるための正規表現は \\b\\d{1,2}\\b
となります。ここで、\\d
は任意の数字を、{1,2}
は直前の要素が1回から2回まで繰り返されることを示しています。また、\\b
は単語の境界を示しています。
しかし、このパターンは100もマッチしてしまいます。なぜなら、100は10という2桁の数字と0という1桁の数字にマッチするからです。これを避けるためには、100を先にチェックすることで解決できます。
以下に、Pythonでの具体的なコードを示します。
import re
output = "#Some command that will store the output in variable OUTPUT"
output = output.split('\\n')
for line in output:
if re.search("Rebuild status: percentage_complete", line):
if re.search("100", line):
print("complete")
elif re.search(r"\\d{1,2}", line):
print("error")
このコードでは、まず Rebuild status: percentage_complete
という文字列が行に含まれているかをチェックしています。次に、その行に100が含まれているかをチェックし、含まれていれば “complete” を出力します。100が含まれていなければ、次に0から99までの数値が含まれているかをチェックし、含まれていれば “error” を出力します。
このように、Pythonの正規表現を使うと、特定の数値範囲を効率的にマッチさせることができます。ただし、マッチさせる数値範囲によっては、パターンが複雑になることもあります。そのような場合には、regex_engine
というPythonパッケージを使うと、数値範囲の正規表現を簡単に生成することができます。
以上が、Pythonで数値範囲の正規表現を扱う方法についての技術記事です。この情報がPythonの正規表現を理解する一助となれば幸いです。