Pythonでは、関数を定義する際に、戻り値を必要としない場合があります。この記事では、そのような戻り値なしの関数の定義方法について解説します。
def文を使った定義方法
Pythonでは、def
文を使って関数を定義することができます。戻り値が無い関数を定義する場合は、関数内で何も返さないようにします。以下は、戻り値無しの関数を定義する例です。
def greet():
print("Hello, world!")
greet()
上記の例では、greet
という関数を定義しています。関数内でprint
文を使ってメッセージを表示していますが、何も返り値を指定していません。関数を呼び出すと、”Hello, world!”というメッセージが表示されます。
lambda式を使った定義方法
Pythonでは、lambda式を使って無名関数(匿名関数)を定義することもできます。戻り値が無い関数を定義する場合も同様に、関数内で何も返さないようにします。以下は、lambda式を使って戻り値無しの関数を定義する例です。
greet = lambda: print("Hello, world!")
greet()
上記の例では、lambda式を使ってgreet
という無名関数を定義しています。関数内でprint
文を使ってメッセージを表示していますが、何も返り値を指定していません。関数を呼び出すと、”Hello, world!”というメッセージが表示されます。
戻り値無しの関数の利用方法
戻り値無しの関数は、単純に関数名を呼び出すだけで利用することができます。また、他の関数の引数として利用することもできます。
def greet():
print("Hello, world!")
def call_function(func):
func()
call_function(greet)
上記の例では、greet
関数を定義し、call_function
関数を定義しています。call_function
関数は引数として関数を受け取り、その関数を呼び出します。call_function(greet)
という呼び出しでは、greet
関数が引数として渡され、”Hello, world!”というメッセージが表示されます。
まとめ
Pythonでは、戻り値がない関数を定義する方法は主に2つあります。一つはdef
文を使った方法、もう一つはlambda式を使った方法です。どちらの方法でも、関数内で何も返さないようにすることで、戻り値なしの関数を定義することができます。これらの関数は、特定の処理を実行するためや、他の関数の引数として利用するために使用されます。