Pythonで微分を計算するためには、主にSymPy
とSciPy
という2つのライブラリが利用されます。
SymPyを使った微分の計算
SymPy
は代数計算(数式処理)を行うPythonのライブラリで、微分や積分を計算することができます。以下に、SymPy
を使って微分を計算する基本的なコードを示します。
import sympy as sym
# 変数として使用する文字を指定する
x = sym.symbols('x')
# もととなる式を用意する
y = x ** 2 + 2 * x - 3
# 微分を計算する
y_diff = sym.diff(y, x)
print(y_diff)
このコードは、関数 $$y = x^2 + 2x – 3$$ の微分を計算します。結果は $$2x + 2$$ となります。
SciPyを使った微分の計算
SciPy
は、数値解析用のライブラリで、derivative()
関数を使って微分を計算することができます。
以上、Pythonで微分を計算するためのライブラリSymPy
とSciPy
の基本的な使い方について説明しました。これらのライブラリを活用することで、Pythonで微分計算を効率的に行うことが可能です。.