Pythonでは、関数を呼び出す際に引数を使って値を関数に渡すことができます。引数は、関数定義の一部としてパラメータとして宣言され、関数が呼び出されるときに具体的な値として渡されます。
引数の基本
例えば、次のような関数を考えてみましょう。
def myfunc(str1, num1):
print(str1)
print(num1)
この関数では、関数名の後に続く (
と )
の中に引数を記述します。これを仮引数と呼びます。仮引数には、関数の呼び出し側から渡されてくる値を受け取るための変数名を記述します。
引数の呼び出し
関数を呼び出す時には、関数側で定義されている引数の数だけ値を指定して呼び出します。これを実引数と呼びます。値は呼び出す関数名を記述したあとで (
と )
の中に記述します。
myfunc("Yamada", 28)
関数が呼び出されると、呼び出し側で指定した値がそれぞれ関数側で引数のところに記述した変数に代入されます。
引数の利用
関数内では引数のところに記述した変数に代入された値を参照し、利用することができます。先ほどの関数の場合は引数に渡されてきた値を画面に出力しています。
まとめ
Pythonの引数は、関数やメソッドがアクションを実行するために必要な情報を提供します。それは数値、文字列、リスト、辞書など、どのような種類のデータでも可能です。引数を使用することで、コードの再利用性を向上させ、関数の挙動を細かく制御し、柔軟なプログラムが作成可能になります。