Pythonは、動的型付け言語であり、厳密な意味での定数は存在しません。しかし、一般的にPythonで定数を定義する場合は、変数名を大文字のアルファベットで表記します。
定数とは?
定数とは、「一度初期化したら、その後の処理で再代入できない変数」のことを指します。つまり、値が固定化されている変数です。
Pythonでの定数の定義方法
Pythonでは、定数というデータは存在せず、基本的にはすべて変数となりますが、一般的にPython定数を定義する場合は変数名を大文字のアルファベットで表記します。このルールを守らなくてもプログラムが動かないということはありませんが、プログラム上で定数と変数を識別しやすくするための暗黙の了解として使用しましょう。
# 定数を設定(定数の場合は変数名を大文字で設定する)
COUNT = 3
# 変数iと定数COUNTを使用してfor文を設定
for i in range(COUNT):
# 変数iの値を出力
print(i)
上記のコードでは、定数COUNT
と変数i
を使用して、簡単なfor文のサンプルコードを作成しています。定数COUNT
の数字を変更することで、繰り返し回数の設定を定数を使用して行えるようなコードになっています。
まとめ
Pythonでは定数というもの自体は存在しないが、独自のルールで定数を定義するような仕組みになっていることを理解できたら良いと思います。定数と変数をコード内で使い分けることで、よりシステマチックなコードの作成が可能になります。業務ツールの開発において様々なパラメータを操作するようなプログラムの場合、今回のような定数と変数の管理がとても重要になってきますので、今回の内容を参考に定数の定義の仕方について理解を深めてください。.