Pythonでは、四捨五入、切り捨て、切り上げを行うための関数が提供されています。それぞれの関数とその使い方について詳しく見ていきましょう。
四捨五入: round関数
Pythonで四捨五入を行うにはround
関数を使用します。round
関数は以下のように使用します。
num = round(1.5)
print(num) # 出力: 2
round
関数は、引数として与えられた数値を四捨五入します。ただし、四捨五入する値がちょうど中間(例えば1.5や2.5など)の場合、最も近い偶数に丸められます。この挙動は一般的な四捨五入のルールとは異なるため、注意が必要です。
切り捨て: math.floor関数
切り捨てを行うにはmath.floor
関数を使用します。math.floor
関数は以下のように使用します。
import math
num = math.floor(1.6)
print(num) # 出力: 1
math.floor
関数は、引数として与えられた数値を切り捨てます。つまり、引数の値以下の最大の整数を返します。
切り上げ: math.ceil関数
切り上げを行うにはmath.ceil
関数を使用します。math.ceil
関数は以下のように使用します。
import math
num = math.ceil(1.4)
print(num) # 出力: 2
math.ceil
関数は、引数として与えられた数値を切り上げます。つまり、引数の値以上の最小の整数を返します。
以上がPythonで四捨五入、切り捨て、切り上げを行う方法です。これらの関数を適切に使い分けることで、様々な数値処理を行うことができます。