Pythonは強力なロギングシステムを持っており、これを理解することでエラーの追跡やデバッグが容易になります。この記事では、Pythonのlogging
モジュールの基本的な使い方を紹介します。
Pythonのloggingモジュール
Pythonのlogging
モジュールは、エラー情報やステータス情報をログとして出力する機能を提供します。print
関数でも同様の出力は可能ですが、logging
モジュールはより高機能で、ログ出力に特化しています。
loggingモジュールの基本的な使い方
logging
モジュールの基本的な使い方は以下の通りです。
import logging
logging.basicConfig(format=ログフォーマット, level=logging.ログレベル)
logging.ログレベルに応じた関数(メッセージ)
1行目と2行目はlogging
モジュールに対する設定で、プログラムの最初の方で1回だけ書けば大丈夫です。3行目の「logging.ログレベルに応じた関数 (メッセージ)
」で、ログを出力しています。
loggingモジュールの詳細
logging
モジュールは、ログに出力する内容を細かく指定できます。例えば、以下のように指定すると、日時とログレベル、メッセージを出力できます。
format='%(asctime)s [%(levelname)s]:%(message)s'
%(asctime)s
が日時、%(levelname)s
がログレベル、%(message)s
がメッセージを表しています。
また、logging
モジュールでは、出力するログのレベルを指定できます。Pythonにおけるlogging
のレベルは5つあり、それぞれが関数名と対応しています。
まとめ
- Pythonの
logging
モジュールは、エラーの出力やデータ情報の出力など、ログを出力する際に非常に便利です。この記事で紹介した基本的な使い方を覚えておくと、開発がスムーズに進むでしょう。