Pythonでリストのループ処理を行う際、要素だけでなくそのインデックスも一緒に取得したい場合があります。この記事では、そのようなケースで役立つenumerate
関数の使い方を解説します。
enumerate関数の基本
Pythonのenumerate
関数は、リスト(または他のイテラブルオブジェクト)をループ処理する際に、要素とそのインデックスを同時に取得することができます。
以下に基本的な使い方を示します。
for i, v in enumerate(my_list):
print(i, v)
このコードでは、my_list
の各要素(v
)とそのインデックス(i
)が同時に取得できます。これにより、要素の順番を把握しながら処理を行うことが可能になります。
マークダウンの番号付きリストに変換する例
enumerate
関数は、例えばマークダウンの番号付きリストを作成する際に便利です。以下にその例を示します。
import pyperclip
lines = pyperclip.paste().split()
text = ''
for i, line in enumerate(lines):
text = text + str(i+1) + '. ' + line + '\\r\\n'
pyperclip.copy(text)
このコードでは、クリップボードからテキストを取得し、それを行ごとに分割してリスト化します。その後、各行(line
)とその番号(i+1
)を取得し、それをマークダウンの番号付きリスト形式(1. item
)に変換しています。
以上、Pythonのenumerate
関数を使ったループ処理について解説しました。この関数を使うことで、ループのインデックスを効率的に扱うことができます。ぜひ活用してみてください。.