Pythonでは、リストの要素数を取得し、それを基にループ処理を行うことが可能です。この記事では、その方法を詳しく解説します。
for文とwhile文によるループ処理
Pythonでは、for
文やwhile
文を用いて、特定の処理を繰り返すことができます。これらの文は、リストの要素数を基にループ処理を行う際に非常に便利です。
for文の使い方
for
文は以下のように記述します。
for (変数) in range (range関数・リスト・文字列など):
(処理)
for
文は変数を連続的に変化させ、変化するたびにfor
文内に書かれた処理を1回実行します。変数が最後まで変化したら、for
文全体の処理が終了します。
while文の使い方
while
文は以下のように記述します。
while 条件式:
(処理)
while
文は条件式が真である限り、while
文内に書かれた処理を繰り返します。条件式が偽になった時点で、while
文全体の処理が終了します。
リストの要素数を取得する
Pythonでは、リストの要素数を取得するために、組み込み関数のlen()
を使用することができます。len()
関数は、引数として与えられたリストの要素数を返します。
values = [1, 2, 3, 4]
len_values = len(values) # valuesの要素数を求める
このlen_values
は、values
リストの要素数、つまり4を保持します。
リストの要素数を基にループ処理を行う
リストの要素数を取得した後、その要素数を基にfor
文やwhile
文を用いてループ処理を行うことができます。
以下に、while
文を用いてリストの各要素を出力する例を示します。
values = [1, 2, 3, 4]
len_values = len(values) # valuesの要素数を求める
index = 0 # インデックス値の初期値 0 を設定
while index < len_values: # インデックス値 < len_values の間、ループを繰り返す
value = values[index]
print("valueは", value, "value*valueは", value*value)
index = index + 1 # index に 1 を加算
このプログラムは、リストvalues
の各要素を取り出し、その要素とその要素の二乗を出力します。
以上が、Pythonでリストの要素数をループ処理する方法です。この方法を覚えておけば、リストの要素数に応じた処理を簡単に実装することができます。.