Pythonのコードをフローチャートに自動変換するためのツールとして、Code2flowがあります。この記事では、Code2flowのインストール方法と使用方法について説明します。
Code2flowとは?
Code2flowは、ソースコードをDOT言語のフローチャート化するPythonライブラリです。対応言語はPython、JavaScript、Ruby、PHPなどがあります。フローチャートでは、関数の関連性を表現します。関数(クラス含む)を認識して、その呼び出し関係を線でつなぎます。
Code2flowのインストール
Code2flowのインストールは、以下のコマンドで行います。
pip install code2flow
ただし、Code2flowを使用する前に、Graphvizのインストールが必要です。Graphvizがインストール済みかどうかは、次のコマンドで確認できます。
$ dot -V
上記コマンドを実行して、バージョンが出てくればOKです。そうでない場合は、Graphvizのインストールが必要となります。
Code2flowの使用方法
Code2flowの動作確認を行います。コードからフロー図を作成してみましょう。Code2flowには、次の2つの利用方法が用意されています。
- コマンドラインツール
- Python API(モジュール)
今回は、コマンドラインツールで動作を確認します。まずは、次のようなPythonスクリプトを用意します。
def fnc_a ():
print('a')
fnc_b ()
def fnc_b ():
print('b')
if __name__ == '__main__':
fnc_a ()
このスクリプトのコードからフロー図を作成します。
code2flow スクリプトのパス
以上、Pythonでコードをフローチャートに自動変換する方法について説明しました。Code2flowを使えば、ソースコードの解析が容易になり、プログラムの流れを視覚的に理解することができます。ぜひ試してみてください。